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学問・資格

2010年11月12日 (金)

英語ができないと舐められる。2

少し間を置いてしまいましたが、英語ができないと。の続きです。
英語ができれば、英語圏なら、どこでも話は通じるか?
について。

実際は通じないことが多い。
たとえば、私とインドの人が話をしたときに、同じ英語を話しているのだが、お互いに通じることはなかった。

また、過去にこんな話しを聞いたことがある。
とても、英文学の学者が、海外でスピーチをしたときのこと。
スピーチのあとで、ものすごい拍手があったそうだ。
しかし、その後のパーティで、「いや、日本語があんなに美しい言葉だとは思わなかった」
と声をかけられたというエピソード。

これは、発音がしっかりしていないと、だめなんだぞ!という教訓と共に、英文学の学者であってもしゃべると全く通じないんだぜ。という揶揄が読み取れる。

今にして思えば。、これは学者が英語ができなかったのが悪いのではなく、
話しかけた人が「日本人の発音」に慣れていなかったのだ。

さて、黒人、ヒスパニック系、イギリス系、フランス系、インド人、日系人、アメリカ人などなど。
あなたは、どんな人たちと会話したことがありますか?
英語で会話するんだから、何の差もないでしょ?と思うかもしれない。

話の聞き取りやすさは人種によって違う。
話をする相手の発音だけでなく、「周波数」といえばいいだろうか? 言葉として認識できず、音楽のように聞こえてしまうのだ。
また、黒人、ヒスパニック系、イギリス系など、訛りもあると、話をしているだけでストレスに感じることもある。
私の場合、イギリス系の英語が、頭に響いて、まともに話をできない。。。
逆に、日系アメリカ人であったり、日本人のハーフ、クォータの話す英語は聞き取りやすい。

ネイティブにとっては、このような差は問題としないと思うが、日本人がそこまでの英語力を身につけるには、そういう環境に身を置くのが一番だと思う。

なかなか、そういう機会にめぐまれないので、難しいのですが、私の場合、よく米軍基地にでは入させていただいています。
代理店となっている会社を通じて、先生を紹介してもらうことで耳をならしています。
いろいろな方がいらっしゃるので、いい勉強になります。

しかしながら、いわゆる「DQN」な人もいらっしゃるので、代理店を介して紹介してもらうことが必須です。

2010年11月 6日 (土)

英語ができないと舐められる。

ここしばらくの間に、英語を社用語にするという話をちょくちょく聞く。
ユニクロに、楽天、割と大手で知名度のある会社がそうだという。

私が最初に英語を社用語にすると聞いた会社は、㈱SMKだった。

あまり知られていない会社ではあるが、部品製造で全世界にトップシェアをもつ会社だ。
しかしながら、実際に話を聞いてみると
「一部のバカが、言ってるだけだ。全く必要ない」
とのこと。
その時は、私もそう思った。
日本の企業なら、日本語を社用語とし、外国籍の社員に日本語をしゃべらせるべきだと考える。
「国際化に対応を促進し、社員に英語になれさせるため」
というのは、目的として本末転倒な話である。

目的をこう変えるべきだ。
「舐められないために、英語を習得せよ」と。こういうと、会社の目的ではなく個人の目標になってしまうかな?

以前、私はインド人の友人(男)の結婚式に出席するため、インドへ一人で行ったことがある。
私自身、多少、英語はできる。
普通に英語が共通語みたいになっている国だから大丈夫だろうとたかをくくっていたのだ。

パーティの間、日本人で出席したのは私一人ということもあり、沢山の人が私のもとに集まってきて、話かけてくれた。
しかし、実際に友人の一族たちと、話をしてみると、ほとんど、彼らの言っていることがわからなかった。
ヒンディー語で話をしているのか?英語で話しをしているのか?
それすら、理解できなかった。発音が私の耳に合わなかったんだと思う。
花婿である、彼に日本語で通訳してもらわないと、会話が難しかった・・・。

それも、しばらく耳を傾けていると、何となく何をいっているのかわかるようにはなる。
でも、しゃべる人が違えば、また何をいっているのかわからない・・・
チャンネルを合わせるのに必死だった。
どうも、海外で仕事をする人の話す英語や、教養のある人の英語はなんとか聞き取れた。
だが、なまりが酷い人の話はまったくわからなかった。

それは彼らも同じだったようだ。私の言っていることがわからない様子。
それでも、身振り、手振りで会話を続けた。

しかし、ある男が私をネタにしだした。
その男は、私のことを周囲の人との会話でこんなことを言っているのを聞いた。
「あの日本人、英語しゃべれないのか?」
「何言っているか、理解出来ないぜ?」
「英語もできないなんて!」と、いやらしい顔をしていた。

その男が、私にお菓子を持ってきて、こういった。
「これはふー***と食べ物なんだ」
と言い聞かせるように行ってきたのだが、私は「ふー???」と発音できなかった。
何度か、それを繰り返すと、
「そう、フール!。お前にぴったりのくいもんだろ!」とガハハと笑い出した。

一人の少年が、私を、その男と引き離してくれたが、嫌な思いが残った。
「舐められた」という屈辱的な気持ちが、あとを引いた・・・。

インドは今でもカーストが根強くのこる国だ。
そのカーストは、彼らの名前にも刻まれており、同じ一族の中でもファミリーネームの綴りが、「 ・・・ t 」で表現したり「・・・th」 と違っていたのには驚いた。
そういう社会だから、「英語がしゃべれないなんて、なんてゲスな連中だ」と、思う人間も存在する。
そして、それはそのまま差別や、侮蔑へとつながるのだ。

「イジメ」の原因もそうだ。
「勉強ができない」、「スポーツが出来ない」、「家が貧しい」。
イジメは社会的な問題だ!という連中がいるがそうではない。「舐められる」から、そうなるのだ。
今の親は理屈ではなく、それを肌で知っている。
だからこそ、友達が持っているゲームやおもちゃを買い与えねば!と思考が働く。

人間の根底の話になるが、「舐められる」ということは社会の中で、弱者に陥るということ。
いくら、社会が発達し、高度な教育を受け、差別やイジメをなくそうとしても、絶対になくならない。
刷り込まれている、本能と言ってもいい。
実社会の中でも、それはある。「社員」と「派遣社員」の関係がそうだと言える。
社員は、「管理」を行ない、「派遣社員」は実際に手を動かしてものを作ったり、指示に従う。

また、こんな人を見たことはないだろうか?
「俺ができるのに、お前ができないなんておかしい」
という、輩。
自分をへりくだっているように思えるだろうが、これもれっきとした「能力」の差別でもある。
「俺と同じ視点で話ができないなんて、教養がないんだな・・・」
という、輩。
完全に相手を見下している発言だ。これは、団塊世代に多い。

他国の身分制度で血が流れた歴史がある国であれば、どうだろう?
「俺たちですら、英語が話せるのに、英語を話せない奴は俺達以上に程度が低い連中に違いない。」
こういう発想が働いてもおかしくない。
実際に私がインドで体験したことはこういうことだ。

アメリカ人はそんなことない!
と反論する人もいるだろう。はっきり言おう、アメリカ人はまだ優しいのだ。
あえて、こちらの会話に合わせてくれる人が多い。(そうでもない連中も多々いる)
そんな彼らも、ビジネスな話になった場合、彼らも容赦はしない。

「国際化」「国際化」「国際化」「国際化」「国際化」「国際化」・・・
と、唱えられ続けて、耳にたこができるくらいだが、実際に問題なのは「英語」ではなく、「アイデンティティ(民族性)」の問題だ。

「国際化のために英語が必要」
ではなく、もっと突っ込んで、
「舐められないように、英語を勉強する」ほうが良いと思う。

しかしながら、ただ、英語を勉強したからと言って、誰とでも会話できるか?
というとそう言うわけでもない。

それはまた次の機会に。

2010年10月18日 (月)

情報処理技術者試験が決める技術者の未来

本日(10/17日)は、情報処理技術者試験をお受けになった方々、ご苦労様でした。

私は今回の試験自体、iPhoneアプリに専念するため申し込みはしませんでした。
年々、試験レベルが上がっているような話を聞きます。

私自身、「基本情報処理技術者」という資格は持っているため、その試験を合格するための苦労や、休みを潰して試験を受ける辛さは分かるつもりです。

この情報処理技術者試験をパスしているからと言って、それがそのまま実力に直結するとは限らないぞ!
積み重ねた経験こそが、実力に比例するものであると言う方がいらっしゃいます。
特に、技術者の営業にこそ、その傾向は強く、資格を持っていても、何の証明にもならないといいます。

しかし、本当にそうでしょうか?
資格を持っているということは、その資格を取得するのに努力し、研鑽したものであるという証明になると私は考ます。
そして、「経験+研鑽」という式が成り立ち、より大きな力になるのです。
それを理解していない、営業が多い。
そういう営業さんの話を聞くと、勉強して成功したという経験を持っていない人がほとんどだったりします。
確かに、資格の保持を「偽装」する人もいるので、信用できないという話も聞きますが、IPAの方で、資格証明書をだしてもらえるので、その提出を求めることで回避できるとおもうのですけれど・・・。

また、日立、東芝などでは、この資格の取得するしないで、その後の出世がぜんぜん違うし、また、技術者をランクで分けることもしています。

この資格については社内で資格の有無が評価されないと意味が無いのか?
についてですが、それは大きな間違いです。
この情報処理技術者試験は、最近、レベルという言葉が使われるようになりました。
ITパスポート取得でレベル1
基本情報処理試験で、レベル2
応用情報処理試験でレベル3
高度情報処理試験でレベル4
あとは、実績に伴い、レベル5〜8と段階分けされています。

これは何の指標になるのでしょうか?
ズバリ、それはIT技術者をレベル分けするものなのです。
つまり、案件によっては、レベル◯以上の技術者を求む。
という言い方も場合によってはありえるということです。

「レベル」という言葉は「区別」を意味するとても強い言葉です。

技術者の世界ですら、「レベル」という言葉を軽々しく使えるものではありません。
もし、あなたの周りで、「レベル」という言葉を軽々しく使っている人がいるならば、その人はスーツを着込んだ、エセビジネスマンです。。

私も、プロジェクトを仕切っていた、某大手外資系企業のITコンサルタントの方から、「プログラマレベル」などと、いう言葉を使っているのを耳にしたことがありますが、やはり、仕事はできず、また、現場の人への思いやりを持っていない人でした。

優秀なリーダーであれば、決して「レベル」なんて言葉は使いません。

そんなことを意識しているとは思えませんが、ともかくIPAはIT技術者を、試験によって区別しようとしていることは確かです。

でも、そんなの気にする奴いないんじゃないの?
って思う方も多いと思います。

しかし、今年に入ってからIT業界に大きな激震が走りました。
特許庁の仕事を受けた、東芝ソリューションがスケジュールを守れず、2年もプロジェクトやっているのにもかかわらず、基本設計ですらできていないとのこと。
業を煮やした特許庁が、東芝ソリューションに対して、訴訟を起こすのではと囁かれています。
実際、そのプロジェクトに関わっている会社の間でいざこざが起きており、一部では賠償請求が発生しているとのこと。

また、防衛庁から仕事を受けていた東芝が、納期を大幅に過ぎても、システムが十分なパフォーマンスを出せなかったとして、訴訟を起こすという報道もありました。

この2件は、税金によって発生しているプロジェクトであり、失敗しました。では済まない仕事であります。
特許庁の遅延の要因として、下請け業者が提供した「IT技術者の力不足」であると、東芝が説明しているのです。

つまり、今後、行政に関連する仕事には、技術者の実力が問われるようになる可能性が高いのです。また、さらにいうと、その資格を持っているのといないのとでは、賃金にも差がでるでしょう。

中国の技術者の方でも、応用情報技術者の資格を持っている人がいます。

なので、周りで、「そんな情報処理技術者の資格なんて持っていても意味ない」などという40代の言葉を間に受けずに、研鑽を重ね、より高みをめざすことを勧めます。
決して、努力は無駄にはなりません。
また、その努力の種が、あなたの中で、みのり、さらに華となるには時間がかかります。
なぜなら、あなたの今の実力が、今、勉強したことに追いついたときに、華が開くからです。
一度、華が開けば、あなたの中で連鎖が起こり、もっと多くの華が咲くようになります。

IT業界に限らず、学校を卒業したからといって、学ばなくてもいいということはありません。
より、人として、技術者として、スペシャリストとして、高みを目指すことが大切だと思います。

「 試験によって、人生が決まる 」
それは間違っていると考える人いますが、それを超えられるか超えられないかで、その人の人生が変わることは事実です。

壁を突破しなければ、見えない景色があり、また、突破しなければ得られないものは多々あるのですから。

それを否定する輩はいますが、私が保証します。
「挑戦することには、必ず意義がある」と。

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